交通安全を呼びかける伊藤泰充・北海道警本部長=2024年4月5日午前10時13分、札幌市中央区、新谷千布美撮影
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 信号機がない横断歩道を歩行者が渡ろうとしているとき、車が一時停止するかどうかを日本自動車連盟(JAF)が調べたところ、北海道内の一時停止率は2023年までの6年連続で3割未満だった。6日から春の全国交通安全運動が始まっており、道警は取り締まりを強化している。

 道路交通法は、歩行者が横断歩道を渡ろうとしているとき、車は一時停止しなければならないと定めている。しかし、横断歩道上の歩行者がはねられて死亡する事故は道内でも後を絶たない。

 JAFはこうした事故を減らすため一時停止率を把握しようと、16年から信号機のない横断歩道を対象に調査を始めた。18年から都道府県別の結果を公表している。

 例年8~9月ごろの平日、各都道府県で2カ所ずつ(場所は非公表)で実施。JAF職員が横断者となって調べている。

 その結果、全国では平均8・6%(18年)から、45・1%(23年)へ上昇した。

 一方、北海道は23年、全国…

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