全国的に暖かい空気に覆われた24日、各地で記録的な暑さになった。気象庁によると、京都府福知山市では今年全国で最も高い39.4度を観測した。24日午後4時までに全国914地点のうち296地点が35度以上の猛暑日となり、今年最多になった。
記録的な暑さに見舞われている北海道では、北見市で39.0度、帯広市で38.8度など道内18地点で観測史上1位の高温になった。ほかにも、福島県伊達市(39.3度)や滋賀県東近江市(38.5度)など広い範囲で猛烈な暑さに見舞われた。
環境省によると、熱中症への注意を呼びかける「熱中症警戒アラート」は今年、7月24日までに532回発表。運用開始日から同日までに最も発表の多かった2024年の464回を超え、21年にアラートが始まってから最多になった。同省の担当者は「エアコンを適切に使い、水分や塩分の補給に努めてほしい。公共施設やスーパーなどが協力する暑さをしのぐ施設も利用し、対策を講じてほしい」と呼びかけている。