高低差を利用し、ワイヤロープを滑車で滑り降りるジップライン。近年人気がある野外施設を、北海道小樽市の景勝地につくる構想が持ち上がっている。海岸の断崖絶壁を眺めながら、風を切って進むスリルを味わえるとあって観光の目玉になりそうだが、実現までのハードルは高い。
- 小樽 幻の遊園地跡にジップライン構想、150メートルから海上滑空
計画地は、JR小樽駅から北西に約5キロ離れたオタモイと呼ばれる地区の海岸。小樽商工会議所を中心としたオタモイ開発特別委員会が今年3月、オタモイの自然を楽しんで学ぶことを目的とした開発計画案を策定し、その中にジップライン構想を盛り込んだ。今回の開発計画地の大部分は、ニセコ積丹小樽海岸国定公園に指定されている。
計画案によると、ジップライ…