国土交通省は7日、北陸新幹線敦賀(福井県)―新大阪間の延伸建設費が、これまでの想定から大幅に増え、最大で約3・9兆円になる見込みだと与党に報告した。今後さらに物価上昇が進めば、最大で約5・3兆円に膨らむ可能性もある。資機材価格や人件費の高騰、一部トンネル区間での工事の難航が見込まれるためで、工期も従来想定から10年以上延び、25~28年ほどかかる見通しだ。
7日に開かれた与党整備新幹線建設推進プロジェクトチーム(PT)の整備委員会で、詳細な駅位置や経路の案を初めて示し、建設費と工期の新たな見通しを報告した。
ルートの詳細案は、京都の停車駅の位置や周辺の経路によって、三つある。
京都駅の地下にホームを新設…