JR京都駅に隣接するホテル「ザ・サウザンド京都」(京都市下京区)の屋上で、社員らが西洋ミツバチを育て、京都産のハチミツ作りに取り組んでいる。4年目の今年も採取が始まった。
「都市養蜂プロジェクト」と銘打った取り組みで、コロナ禍の2021年に始まった。観光客の姿が減った京都の街を元気づけたいという若手社員の提案がきっかけだった。岐阜県の養蜂家から約1万5千匹の西洋ミツバチを購入し、京都駅を行き交う新幹線が望める屋上に巣箱を置いた。
複数の社員が本業の合間に試行錯誤しながら飼育し、今では巣箱は五つ、ミツバチも5万~6万匹に。とれたハチミツの量も最初の年は44キロだったが、昨年は3倍近い120キロに増えた。
西洋ミツバチは半径2~3キ…