千葉県

 千葉県教育委員会は31日、今年度の全国学力調査の県内結果を発表した。調査結果について県教委は「小中学校共に全ての教科で全国とほぼ同程度」とした。

 学力調査は4月、全国の小学6年生と中学3年生を対象に行われた。調査した教科は、国語と算数・数学、理科。県内からは、公立の小中学校計1118校(特別支援学校などを含む)が参加した。

 調査結果をみると、全国平均から最も開きがあったのは中3の数学。県の平均正答率が47%、全国平均は48・3%だった。

 今年度から、県教委は全国平均と県平均の差について発表をやめた。全国平均の正答率は小数点第2位を四捨五入したものを、県平均は小数点以下を四捨五入したものを、文部科学省がそれぞれ公表しているためだ。県教委は「(公表の数字を)単純に比べるのは適切でない」としている。

 学力調査の結果を分析したうえで、県教委は9月に学習上の課題などを公表する予定。それをもとに、各学校に授業の改善ポイントを指導するとしている。

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