本郷谷健次市長の辞職に伴う松戸市長選は1日に投開票され、無所属新顔で前県議の松戸隆政氏(46)が、無所属や諸派の新顔4人を破り、初当選した。当日有権者数は40万6783人、投票率は35・01%(前回37・14%)だった。
松戸氏は「スピード感とチャレンジ精神のなさ、先送りの政治が松戸の元気を奪った」と現市政を批判。「松戸(市)の松戸(候補)が松戸(市)を変える」とし、政治の転換を訴えた。
県と市の連携により、自身が県議会で提案してきた北総鉄道の運賃の値下げなどが実現したと主張。県議14年の実績を強調した。
維新公認で立候補した2023年の県議選では松戸市選挙区でトップ当選した実績があり、今回は無所属ながらも千葉維新の会の支持を受けた。
今回立候補したのは、松戸氏のほか、届け出順にいずれも無所属の新顔で前市議の山中啓之氏(46)、元県議の川井友則氏(49)、前副市長の小玉典彦氏(50)、地域政党「松戸市民の会」公認の新顔で元高校教諭の石井嘉隆氏(61)。
新顔5人が立候補した市議補選(被選挙数1)も1日投開票され、開票作業が続いた。投票率は34・99%だった。
当 46,295 松戸 隆政 46 無新 (1)
40,895 小玉 典彦 50 無新
32,163 山中 啓之 46 無新
13,158 川井 友則 49 無新
7,936 石井 嘉隆 61 諸新
(確定得票)