千葉市選挙管理委員会は6日、緑区の市立誉田小学校(全校児童561人)で模擬選挙を実施した。5、6年生の児童172人が本物の投票箱や記載台を使って模擬市長選を体験した。
架空の都市の市長選を想定し、市役所でインターンシップ中の大学生ら3人が候補者役に扮した。児童らは模擬選挙公報を読みながら、3人の演説に耳を傾けた。「総合病院をつくりたい」「図書館をつくりたい」などと訴える候補者に対し、「増税は考えているのか」などと質問した。
その後、児童たちは受付で投票用紙を受け取ると、記載台で意中の候補の名前を書き、投票箱に用紙を入れていった。
ともに6年生の篠田莉央さんは「緊張したけど、意外に簡単だった。もっとたくさんの人に投票に行ってほしいと思った」と話し、石橋白孔(はく)さんは「僕たちが日本の未来を背負っているので、大人になったら選挙に行きたい」と話していた。
小学校での模擬選挙は市選管が主権者教育の一環として開催。今年度は県弁護士会や大学と連携し、26校で開く予定。(前田基行)