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試験会場に集まった受験生ら=2025年2月18日午前9時34分、千葉市中央区の県立千葉高校、マハール有仁州撮影

 千葉県内の公立高校で18日、2025年度の一般入学者選抜などの入試が始まり、計3万4412人が全日制、定時制、通信制の入学試験に臨んだ。初日は国語、数学、英語があったが、同日朝に発生したJR津田沼駅構内での人身事故の影響で、通信制を除いて試験開始を1時間遅らせた。19日には理科、社会などがある。合格発表は3月4日。

 県立千葉高校(千葉市)ではこの日朝、受験生たちが緊張した面持ちで会場に集まっていた。朝から冷え込んでいたため防寒着を身に着け、感染症対策のためマスクを着用した生徒の姿もあった。

朝の人身事故で試験開始に影響

 県教育委員会によると、体調不良で別室で受験したのは286人。うち46人はインフルエンザなどの感染症が理由だった。今月21~25日正午に追検査の志願ができ、27日に受験できる。

 この日の朝に発生した人身事故の影響により、国語と英語は1時間、数学は1時間25分それぞれ開始を遅らせた。

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 また、松戸市立松戸高校では受験者の誘導が遅れ、一つの部屋で数学の開始時間が12分遅れた。次の英語は全ての部屋で10分遅れで開始したが、いずれの試験も「時間は確保されていることから公平性は保たれている」とした。県立佐倉西高校では英語のリスニングで開始直後に放送が停止し、予備のCDで改めて実施したが再度止まった。放送されなかった計9点分については受験者全員(168人)に加点するという。

 県立高校の合格発表は、受験生向けの特設サイトなどで行う。

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