千葉銀行中央支店

 千葉県の地方銀行で首位の千葉銀行と3位の千葉興業銀行が、経営統合する方向で調整していることが分かった。千葉銀は3月に千葉興銀の株式19.9%を取得し、筆頭株主になっていた。統合が実現すれば、連結総資産(3月末時点)は24兆8781億円となり、ふくおかフィナンシャルグループ(FG)の32兆2626億円に次いで2位の規模の地銀グループが誕生する。

 千葉銀は1日、「経営統合などあらゆる選択肢を含めて継続的に対話している」とし、千葉興銀も同趣旨のコメントを出した。

 千葉銀と千葉興銀は営業エリアの重複が多い。経営統合で業務を効率化し、取引先企業への支援や、新たな顧客の開拓に資源が投入できるメリットがあるとみられる。

 千葉銀は3月28日、千葉興銀株の19.9%を投資ファンドありあけキャピタルから237億円で買い受けた。その際に「関係強化に向けて協議を進めていく予定だ」としており、統合を含めて協議してきた。

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