トランプ米大統領による関税政策をめぐり、南アフリカのラマポーザ大統領は4日、「非常に懲罰的」と述べ、危機感をあらわにした。AFP通信が伝えた。外交における両国の溝が深まるなか、米国は南アにサハラ以南アフリカで最高の30%の関税を突きつけている。
10万人の雇用、失われる恐れ
アフリカ諸国から米国への輸出品にかかる関税は、7月末の見直しで軒並み大幅に引き下げられたが、南アは例外的に当初案の31%からほぼ据え置かれている。ラマポーザ氏は4日にヨハネスブルク郊外で開かれた政党の会合で記者団に、関税の対応のために「緊急かつ目的をもって行動しなければならない」と述べ、交渉を継続する考えを示した。
南アにとって米国は2番目に…