学校法人南九州学園（寺原典彦理事長）は16日、南九州大学短期大学部（宮崎市霧島5丁目）の学生募集を2026年度以降停止すると発表した。25年4月の入学生の卒業をもって廃止となる見通し。
同学園によると、南九州短大は1965（昭和40）年4月開学。かつては英語科のほか、教養科、体育科があった。現在は国際教養学科（定員100人）の1学科。ピーク時（93年）の卒業生は240人を超えたが、今年3月の卒業生は53人。入学生も2021年79人、22年56人、23年45人、24年32人と定員割れが続いていた。
募集停止の理由は、18歳人口の減少や4年制大学志向の高まりを背景とした志願者の減少。短大の学生募集停止と並行し、27年には南九州大学健康栄養学部に「地域・医療・食品・健康・データサイエンス学科」（仮称）の新設を目指している。（奥正光）
