菰野―南陽工 試合に敗れ、二塁ベース上でうずくまる走者温水=藤尾明華撮影 (9日、第106回全国高校野球選手権1回戦 菰野6-2南陽工) 先発に2年生が6人並んだ南陽工は終盤に食らいついた。七回に押し出し四球で1点を返すと、八回は3年生の長嶺が適時打を放った。昨秋の山口県大会初戦で敗れた後、主将の丸山は下級生らとの意思疎通に心を砕いてきた。結束力を高め、14年ぶりにつかんだ夏の甲子園。「少しのスキも逃してくれない場所と分かっていたが、それを実感した」と振り返った。