パキスタン軍は8日、インド側から7日夜以降に多数のドローン(無人機)が各地に飛来し、25機を撃墜したと発表した。複数の死傷者も出ているという。印パ間では7日未明にインドが「テロ対策」を名目に越境攻撃を実施しており、緊張が高まっている。
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パキスタンの地元紙ドーンによると、飛来したのはインド国境に近いラホールのほか、首都イスラマバード近郊で陸軍総司令部があるラワルピンディ、南部カラチ近郊などで、ほぼ全土に広がった。
軍は、ドローンはイスラエル製の「ハロップ」だと説明した。公表した残骸の写真にも「イスラエル」との表記が見える。
一方、インド政府は「パキスタン側から約15カ所の軍事関連施設を標的にしたミサイルとドローンによる攻撃があった」と反論。「(パキスタン側への反撃のために)防空レーダーとシステムを標的にし、ラホールの防空システムを無力化した」と主張した。
印パの戦力差は
核保有国同士の応酬が続くな…