朝日新聞が3、4両日に実施した参院選の序盤情勢調査によると、自民党、公明党の与党は石破茂首相(自民党総裁)が掲げた非改選を含む全体の過半数獲得が微妙な情勢だ。危機感を募らせる与党に対し、野党は攻勢を強める構えだ。
勝敗を左右する「1人区」は32あるが、自民リードは半数にも満たず、厳しい戦いが鮮明になっている。
首相は5日、1人区の新潟県に入った。上越市内でマイクを握ると、消費税が社会保障費の財源になっていると訴えつつ「どうして減らしていいのか。私たちは、その場だけ受ければいいとは考えない」と、減税を掲げる野党を批判した。
自民の森山裕幹事長も1人区…