車いすバスケットボールを体験する生徒たち=2024年6月8日午前9時34分、渋谷区立原宿外苑中、石平道典撮影
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 渋谷区立原宿外苑中学校(同区神宮前1丁目)で8日、パラスポーツの体験イベント「原リンピック」が開かれた。今夏のパリ・パラリンピックを前に「共生」について考えようと、生徒会が企画運営し、地域の協力も得て初開催された。

 「これより第1回原リンピックを開会します」。開会式では、生徒会長の目黒龍一郎さん(3年)が全校生徒321人を前に宣誓。生徒たちは、車いすバスケットボール、ブラインドサッカー、ボッチャなどのパラスポーツのほか、義足の装着や、アイマスクをして点字ブロックの上を歩く体験など約20のプログラムに参加した。

 シッティングバレーボールを体験した生徒たちは、床にお尻をつけたままボールを追って急いで移動したり、パスをしたりして楽しんだ。黒沢春花さん(3年)は「実際にやってみると、かなり大変だなと思いました」と話した。

「バリアフリー、共生社会と言われるが…」

 原リンピックは、7人の生徒…

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