参政党は12日、X(旧ツイッター)の公式アカウントで、参院選(20日投開票)の党公認候補の投稿について、「不適切な内容が含まれていたことを深くおわび申し上げます。このたびは誠に申し訳ございませんでした」と陳謝した。候補本人もおわびの投稿をしている。
同党の公式アカウントの投稿によると、この候補は東京選挙区に立候補しているさや氏。
さや氏は、飲食の提供と引き換えに、自身や同党への投票を呼びかけたと受け取れるX上の第三者の投稿に対し、「感謝でいっぱいです」「みんなの想(おも)いを無駄にしないよう精一杯(いっぱい)頑張ります」などと、自らのアカウントでリプライ(返信)していた。投票を呼びかける投稿とリプライはすでに削除されている。
同党の公式アカウントは、「候補者の認識不足により、公選法(公職選挙法)に抵触する可能性のある投稿へ投票への感謝に対するコメントを行ってしまいました」と説明している。
公職選挙法は、選挙運動に関し、有権者に飲食物を提供することを原則禁止している。