参院選(20日投開票)は最終盤に入り、各党の支持呼びかけは激しさを増す。戦いのポイントを数字から整理する。
【50議席】届かなければ自公は衆参過半数割れ
参院選は定数248のうち、改選の124議席(選挙区74、比例区50)に、東京選挙区の補欠選挙(欠員1)を合わせた125議席が争われる。
石破茂首相は「非改選も合わせて与党で過半数(125議席)」を勝敗ラインとする。自公の非改選は75議席で、改選66議席から16減らした50議席獲得でも達成できる。「歴史的大敗」となった2007年参院選での自公獲得議席(46議席)と同じ水準で、自民内には「低すぎる目標」(閣僚経験者)と批判もある。
50議席に届かなければ、自公は衆参両院で過半数割れとなり、首相退陣論や連立組み替えの動きが強まるのは必至。今回の参院選には「事実上の政権選択選挙」の重みがある。
【63議席】立憲が勝敗ラインと位置づけ
立憲民主党の野田佳彦代表は…