3日に公示される参院選では、人工知能(AI)を使ってSNSやインターネット上の声を集め、政党の公約を作る動きも出てきた。一方、AIを使わない党もある。公約づくりに党の戦略の違いが表れている。
国民民主党は今年、AIを使って党への意見をSNSなどから収集、分析するブロードリスニングの取り組みを始めた。公約をまとめるにあたり、約6万件超の意見から、見逃していた意見がないかを洗い出した。
その中で、障害のある子どもが18歳を超えると放課後デイサービスの対象外となり、困っているというSNSの保護者の投稿に注目。議員が投稿者に会い、話を聞いた。「18歳の壁」対策としてまとめ、党員らの賛同を得て、公約に入れた。
公明党は、ネット上で募った…