参院選和歌山選挙区への立候補を表明した前有田市長の望月良男氏=2025年4月3日、和歌山市、松永和彦撮影

 今夏の参院選和歌山選挙区(改選数1)に和歌山県有田市の前市長、望月良男氏(52)が3日、無所属での立候補を表明した。

 望月氏は自民党県連での投票で二階伸康氏(47)に敗れて公認候補になれなかった。派閥の裏金問題で離党した世耕弘成・前党参院幹事長と関係が近いとされ、世耕氏が二階氏らを破った昨秋の衆院選和歌山2区に続く保守分裂の構図となる。

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 望月氏は有田市議を経て、2008~24年に有田市長を4期務めた。この日、和歌山市内で会見を開いて、自民党県連に離党届を出したとし、「日本や和歌山のために命を燃やしていく」と語った。立候補の表明を世耕氏と相談したかについては「相談に乗って頂くことはあるが、私自身が決断している」と述べた。

 自民党県連は2月に、裏金問題で引退した元党幹事長・俊博氏の三男である二階氏と、望月氏のどちらを参院選の公認候補として上申するかを投票。二階氏が82票、望月氏が46票だった。

 投票に先立って2人は、自身が公認候補とならなかった場合にも「自民党候補の必勝に尽力することを誓います」との誓約書にサインしていた。

 会見で誓約について問われた望月氏は「うそつきと言われることは事実。有権者の判断をあおぐ」と述べた。

 自民党県連は望月氏の立候補について「誠に遺憾」とのコメントを出した。

 参院選和歌山選挙区には、参政党の林元政子氏(51)、立憲民主党の村上賀厚氏(65)、無所属の末吉亜矢氏(54)も立候補を表明している。

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