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仲間から背中を押される千葉明徳の水元悠斗=2024年7月20日、県、杉江隼撮影
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 (20日、第106回全国高校野球選手権千葉大会5回戦、千葉明徳5―6中央学院=延長11回タイブレーク)

 弟がスタンドから見守っていた。

 1点を追う二回表、千葉明徳の攻撃は4番打者の水元悠斗(3年)から始まった。

 相手は選抜4強の中央学院。捕手として、先発投手の尼形知樹(3年)が厳しい投球になることは想像できた。「投手を楽にさせたい」

 相手投手は臼井夕馬(3年)。ツーストライクからボールを見極め、1球粘った後の5球目。外角の直球のきわどいコースを中前へはじき返した。捕逸や犠打で三塁に進み、内野ゴロの間に生還した。「粘って一本出すことができたのはうれしかった」

 「敵(かたき)をとってくれ…

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