Smiley face
1995年に撮影されたとみられる平和公園の座り込み=長崎県平和運動センター提供
  • 写真・図版
  • 写真・図版
  • 写真・図版
  • 写真・図版

 長崎市の平和公園で被爆者らが毎月9日に続けている座り込みが、6月9日で通算500回目を迎える。45年の間、核実験反対や被爆者援護法の制定など様々な訴えを世論にアピールする場になってきた。貫かれているのは被爆地の「反核反戦」の願いだ。

 5月9日正午すぎ、平和公園にある平和祈念像前。汗ばむ陽気のなか、白髪まじりの被爆者や支援者ら約100人が、横断幕やプラカードなどを掲げて座り込んだ。

 「即時停戦」「被爆体験者は被爆者だ」

 書かれているのは、ウクライナやパレスチナ自治区ガザでの戦闘終結や、被爆者手帳の交付対象から漏れている「被爆体験者」の救済を求める呼びかけだった。

 公園を訪れた外国人観光客や…

共有