医療

 体外受精した受精卵(胚(はい))の染色体の数を調べ、欠損や重複がない胚を選んで移植する着床前検査(PGT-A)について、日本産科婦人科学会(日産婦)は6日、女性が高年齢の不妊症夫婦も対象に加えることを決めた。検査に関する細則を変更し、8日に会員向けに周知する。

 PGT-Aはこれまで、体外受精による胚移植を繰り返しても妊娠に至らない「不妊症」の夫婦と、流産・死産を繰り返す「不育症」の夫婦が対象で、つらい流産などを減らすための検査として限定的に実施してきた。

 ただ、この検査について、日本生殖医学会から、高年齢の不妊症で、体外受精が必要なすべての人が検査を選択できるよう求める要望が、日産婦に提出されていた。

 日産婦は6日の理事会で、海…

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