「三重の高校生の推し本」を企画した学校司書の井戸本吉紀さん=2024年8月29日、津市の津高校、高田誠撮影

 生徒が読んだ本の感想を登録し、ウェブページで公開する三重県立津高校の取り組みが、他の高校にも参加の輪を広げている。いまのところ計9校が参加する。「三重の高校生の推し本」と名付けられた全国でもユニークな活動は、読書を通した高校生の交流の場となりそうだ。

  • 「津高生の推し本」ネットで紹介 感想文とセット、本を探す手助けに

 「変な絵」(雨穴、双葉社)には、4校の生徒の感想が並ぶ。

 「最後は全てつながり『あ! そういうことか!』と、色々考えて読むことができ楽しかったです」「『ゾッとする』感覚が味わえる話でした」「話の中に吸い込まれていくような感覚になる」「人の感情をよみとく探究心をくすぐられました」

 「スマホ脳」(アンデシュ・ハンセン、久山葉子訳、新潮社)には17人が、「バカの壁」(養老孟司、新潮社)には7人が感想を寄せるなど人気の本がわかる。

感想読んで「いいね」 他校の本も貸し出し

 津高図書館のホームページか…

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