受験シーズンの痴漢対策として、警察庁は、痴漢の被害者や目撃者に声を上げるよう促す動画を初めて作成した。タレントのpecoさんが「怖いですよね。でも声を上げてください」と呼びかける内容で、駅や電車内で流していく。
警察庁は「痴漢は犯罪」としたうえで、痴漢の被害にあった場合に訴えるよう呼びかけるとともに、態勢を強化して徹底して取り締まるとしている。
ネット上では過去に、試験会場へ急ぐ受験生は痴漢の被害を訴えにくいとして、試験当日を「痴漢祭り」などと表現する投稿があった。都道府県警はサイトの管理者などに対して、こうした書き込みの削除を要請している。
大学入学共通テストがある18、19日は全国の駅や電車内を中心に、警察官が約3300人態勢で警戒や取り締まりに当たる。坂井学・国家公安委員長は14日の閣議後会見で、被害者には試験後でも警察が聴取するなどとして、「決して泣き寝入りすることなく、警察を頼っていただきたい」と述べた。
■「痴漢は犯罪」「卑怯」 被…
