焚き上げられる絵馬=2025年4月4日、京都市上京区、清水謙司撮影

 学問の神、菅原道真(845~903)をまつる北野天満宮(京都市上京区)で4日、納められた絵馬を焚(た)きあげて、受験生たちの願いがかなうように祈る「祈願絵馬焼納式」があった。

焚き上げられる絵馬=2025年4月4日、京都市上京区、清水謙司撮影

 新年度の始まりに合わせた春恒例の神事。参拝者たちが高校・大学や国家試験の合格などを祈願して奉納した1年分の絵馬約15万枚が、しめ縄を張り巡らせて設けられた境内の斎場に積み上げられた。

焚き上げられる絵馬=2025年4月4日、京都市上京区、清水謙司撮影

 神職が火打ち石でおこした「浄火」でおごそかに点火すると、絵馬の「山」は、たちまち炎に包まれ、黒くなっていった。参拝者たちは、空にたちのぼっていく煙を静かに見つめていた。

焚き上げられる絵馬=2025年4月4日、京都市上京区、清水謙司撮影
積み上げられた約15万枚の絵馬=2025年4月4日午前10時10分、京都市上京区、清水謙司撮影

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