西日本シティ銀行が新システムを導入し、主要な窓口業務のタブレット端末での対応を始めた=2024年9月9日、福岡県大野城市の同行白木原支店、松本真弥撮影

 西日本シティ銀行は9日、定期預金口座の開設などの手続きをタブレット端末で受け付け、ペーパーレス化する新しい営業店システムを導入すると発表した。来年3月をめどに全約160店での導入完了を予定する。利用客は待ち時間が減り、銀行側も事務作業の負担を軽減できるという。

 これまでは定期口座の開設などをする場合、利用客が伝票に記入・押印し、行員は内容の確認や専用端末へのデータ入力などが必要だった。新システムでは、利用客と行員が一緒にタブレットを操作することで、伝票や押印などが不要になる。

 タブレットで対応する業務は、普通預金口座の入出金、定期預金の解約、ローンの返済など32業務。普通口座への入金を窓口でする場合、従来は8分ほどがかかっていたが、導入後は半分の4分ほどで済むという。

 新システムは7月から篠栗…

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