京都五花街の一つ、先斗町(ぽんとちょう)の「鴨川をどり」が5月1日から先斗町歌舞練場(京都市中京区)で始まる。本番を前に芸妓(げいこ)や舞妓(まいこ)たちが25日、衣装合わせや舞台での写真撮影に臨んだ。
鴨川をどりは古都の初夏を彩る伝統の舞踊公演。第186回の今回は、第1部で舞踊劇「白菊の恋」を披露する。第2部の「艶(あで)姿 京 水めぐり」は純舞踊。渡月橋や貴船神社など水にゆかりのある京都の名所が登場し、フィナーレでは芸妓と舞妓が勢ぞろいする。
舞妓の市優里さんは「大阪で万博も始まります。国内外を問わず、鴨川をどりも多くの方に見にきていただけたらうれしおす」と話した。
公演は5月24日までの1日3回。茶券付き特別席7千円、特別席6千円、普通席4千円。売店では、芸妓、舞妓がお座敷や稽古で使った着物や帯をバッグやポーチにした商品も提供する予定だ。
問い合わせは先斗町歌舞会(075・221・2025)へ。