Smiley face
写真・図版
都をどりの稽古の総仕上げ「大ざらえ」をする祇園甲部の芸舞妓ら=2025年3月31日午後3時32分、京都市東山区、新井義顕撮影

 京都の花街・祇園甲部による「都をどり」が1日、祇園甲部歌舞練場(京都市東山区)で始まる。芸妓(げいこ)や舞妓(まいこ)が京都の春を彩る伝統のあでやかな舞踊公演で、3月31日には稽古の総仕上げとなる「大ざらえ」があった。

写真・図版
都をどりの稽古の総仕上げ「大ざらえ」で、七景の「妙満寺雪見座敷」を舞う芸舞妓ら=2025年3月31日午後3時25分、京都市東山区、新井義顕撮影

 都をどりは1872(明治5)年に始まった。151回を迎える今回の演目は、梅宮大社や妙満寺など京都の名所が登場する全8景の「都風情四季彩(みやこのふぜいしきのいろどり)」。フィナーレは平安神宮の満開の桜を背景に芸舞妓がそろう。

写真・図版
そろいの衣装で、都をどりの総ざらえをする祇園甲部の舞妓ら=2025年3月31日午後3時29分、京都市東山区、新井義顕撮影

 振り付け指導の京舞井上流五世家元で人間国宝の井上八千代さんは「初めての方は、京都ってこんなにええとこがあるんやなというふうにご覧いただけるとうれしいなと思います」と話した。

写真・図版
舞台いっぱいに広がり踊りを披露する、都をどりの大ざらえ=2025年3月31日午後3時30分、京都市東山区、新井義顕撮影

 4月30日まで(15日休演)。1日3回公演。問い合わせは祇園甲部歌舞会(075・541・3391)。

写真・図版
「大ざらえ」で花道を歩く芸舞妓=2025年3月31日午後3時31分、京都市東山区、新井義顕撮影

共有