台湾製のサンダルでマラソンを走る人たちが増えている。16日に熊本市で開かれる熊本城マラソンでは、少なくとも十数人にはなりそうだ。奇をてらっているわけではなく、「マラソンシューズと遜色ない走りができる」と選ばれている。
アクアドームくまもと(熊本市南区)の駐車場に1日朝、10人の男女が集まった。全員が台湾サンダルの愛好者。小雨の中、熊本城マラソンのコースの半分ほどの20キロを試走した。
熊本市でリフォーム会社を経営する堀田紗江さん(44)は趣味がトライアスロン。走れるサンダルの存在を競技仲間から知り、1年ほど前に購入。夏場は素足で履いている。熊本県荒尾市の会社員牛島保さん(50)は2年前から愛用。シューズとサンダルを半々の割合で使うが、「タイムはむしろサンダルが速いかな」という。
2人とも、この日一緒に走っ…