中国軍東部戦区は2日朝、台湾海峡の中南部の海域付近で軍事演習を実施すると発表した。同戦区は1日から、台湾周辺で演習を展開しており、中国と距離を置く台湾の頼清徳(ライチントー)政権への軍事的圧力を続ける構えだ。
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この日の演習名は「海峡雷霆―2025A」。「雷霆(らいてい)」は中国語では激しい雷という意味だけではなく、「威力」や「怒り」も表す。発表によると、敵か味方かの識別や警告・排除、阻止といった内容に重点を置き、部隊の管制やエリア封鎖、精密打撃の能力をテストするという。
東部戦区はこの日、東シナ海の関連海域で、港湾やエネルギー関連施設の模擬目標に対する長距離火力の実弾演習を実施したと明らかにし、「期待された効果を得られた」とした。
演習初日となった前日は、主に台湾本島の北、東、南側の海域に展開したが、特定の演習名は発表されなかった。
台湾国防部(国防省に相当)の発表によると、2日午前6時までの24時間に台湾周辺では中国軍機のべ76機、軍の艦船15隻、海警局の船4隻の活動が確認された。