国産米が高騰するなか、輸入米に人気が集まっている。需要が増えて価格は上昇しているが、売れ行きは好調だ。ただ、気になるのは味。売られている台湾米と米国米、国産コシヒカリ、備蓄米入りのブレンド米を記者が食べ比べると、おいしさはどれも変わらない。4品を食した記者8人のうち2人は、外国産米を国産米と間違えるほどだった。

 広島や岡山、山口でスーパーを展開する「フレスタ」の横川本店(広島市西区)を5月20日に訪れると、売り場には5キロ5千円前後の国産米がずらり。

 一方、備蓄米入りのブレンド米(5キロ税別3480円)と、台湾米(4キロ同3180円)は品切れ。備蓄米は入荷量が少なく数日で完売し、台湾米も1週間ほどで売り切れたという。ほかの小売店でも、台湾米や米国米の売れ行きは好調だ。

 その外国産米は、どんな味なのか。

 台湾米と米カリフォルニア産「カルローズ米」、広島県産コシヒカリ、備蓄米入りのブレンド米を購入した。1キロ当たりの税別の商品価格は、安い順に備蓄米入りブレンド米718円、米国米795円、台湾米823円、コシヒカリ1140円だった。

 炊きあがった白米を並べると、見た目や香りに大きな違いはない。

台湾米と米国米、国産コシヒカリ、備蓄米入りのブレンド米。見た目や味に大きな違いはなかった=2025年5月27日午後3時34分、広島市中区、相川智撮影

全4品を当てられたのは、記者8人のうち…

 記者(22)が一口ずつ食べ…

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