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マーシャル諸島の議会で演説する台湾の頼清徳総統(左上)=2024年12月3日、マジュロ、高田正幸撮影
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 台湾の頼清徳(ライチントー)総統は就任後、初めてとなる外遊で外交関係を持つ太平洋の島嶼(とうしょ)国を歴訪している。地域ではこの数年、台湾と断交して中国と国交を結ぶ国が相次いでおり、台湾にとっては「外交戦」の最前線だ。頼氏は支援の強化を訴えながら、各国の引き留めをはかっている。

 頼氏は6日までの計7日間の日程でマーシャル諸島、ツバル、パラオを訪問。3日にはマーシャル諸島議会で演説し、同国が「台湾の国際社会への参画を強力に支持してきた」と語り、同国が国連で台湾の立場を支持する発言をしたことに感謝の意を伝えた。

中国切り崩し工作の最前線

 頼氏はこの日、マーシャル諸…

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