台湾の中央通信社は7日、台湾の受託生産大手、鴻海(ホンハイ)精密工業の幹部が1月29日の春節前に訪日し、日産自動車との連携の可能性を探るため、日産幹部と接触したと報じた。関係筋の話として伝えた。

 中央通信社によると、訪日したのは、日産出身で鴻海のEV部門の戦略を担う関潤氏。劉揚偉・董事長(会長)は関氏に日産との連携を実現するよう指示しており、関氏は日産がホンダとの経営統合について結論を出す前のタイミングで訪日し、連携の可能性を探ったという。中央通信社に対し、鴻海はコメントしなかった。

 中央通信社は昨年12月、日産の大株主である仏自動車大手ルノーと日産株の買い取りを交渉するために、鴻海が関氏をフランスへ派遣したと報じていた。

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