日本付近が高気圧に覆われた21日、北日本から西日本の広い範囲で気温が上がり、多くの地点で35度以上の猛暑日となった。
山形県大江町では正午、1976年の観測開始以来最高となる37.0度を観測。北海道豊頃町でも観測史上1位タイとなる34.6度を記録した。また、午後3時時点で茨城県大子町(38.7度)、宮城県南三陸町(37.9度)、福島県喜多方市(37.7度)など、11地点で7月の観測史上最高を記録した。
このほか、福島県伊達市で38.6度、福島市で38.5度、群馬県桐生市で38.1度、福岡県太宰府市で37.4度となった。
東京では八王子市で36.5度を観測し、青梅市(36.3度)と練馬区(36.2度)で今年最高を記録した。千代田区は昼前に34.3度を観測した。
北海道の網走・北見・紋別地方、茨城県、栃木県、埼玉県、東京都、神奈川県、山梨県、愛知県、三重県、新潟県、石川県、福井県、京都府、兵庫県、和歌山県、広島県、島根県、鳥取県、香川県、山口県、九州北部、奄美地方を除く鹿児島県に、熱中症警戒アラートが発表されている。
各地で熱中症警戒アラート
東京都中央区の公園では21日昼、子どもたちが噴水で、「気持ちいい!」と言いながら水を掛け合って遊んでいた。5歳の女の子と一緒に来た会社員男性(49)は、熱中症対策でこまめに休憩を挟みながら外遊びをしているという。「少しでもいいので日差しに当てたいと思うんだけど、こんなに暑いと散歩するのも一苦労です」と話した。