2025年6月15日、主要7カ国(G7)サミットのため、カナダのカルガリー空港に到着し、カナダ先住民の代表らと話すトランプ米大統領(左)=ロイター

 カナダ西部・カナナスキスで16日から開かれる主要7カ国首脳会議(G7サミット)のため、各首脳が15日に現地入りをした。サミットはイスラエルがイランに大規模な攻撃を加え、中東情勢の緊張が高まるなかでの開催となる。トランプ米大統領は出発前、両国の関係について「ディール(合意)があると期待している」と、停戦に向けた交渉を求めた。

 トランプ氏はホワイトハウスで記者団の質問に答え、「合意の時期だと思って注目しているが、戦わざるを得ない時もある。合意の可能性は十分にあると思う」と語った。ロイター通信によると、イスラエルはイラン最高指導者のハメネイ師を殺害する計画も立てたが、トランプ氏が制止したという。

 トランプ氏はその後、大統領専用機でカルガリー空港に移動。15日夜に到着し、近くのカナナスキスへと移った。ホワイトハウスによると、16日朝にはG7議長国・カナダのカーニー首相と会談を行った後、サミットに臨む。

 トランプ氏が1月に再び就任…

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