受験シーズンが本格化するのに合わせ、福井市のJR福井駅で11日、合格祈願の「突破石(とっぱせき)」が入ったお守りが配られ、受験生や親、祖父母らが長い列をつくった。
JR西日本とハピラインふくいが合同で企画。北陸新幹線の敦賀延伸工事で新北陸トンネルの難所区間を掘削した際に出た石を「突破石」と命名。同市内の佐佳枝廼社(さかえのやしろ)で6日に祈禱(きとう)を受けた石をお守り袋に詰め、888個を用意した。
早朝から数百人が列をつくった。同市内の女性(77)は「中学3年の孫が受験ストレスで弱っているので、石をもらいに来た。あとは本人の努力次第」と話した。