Smiley face
写真・図版
使い方のイメージ。同性婚法制化に賛成している候補者のポスターにスマホのカメラをかざすと、ポスターの色が虹色に変わる=マリフォー提供

 衆院選の候補者ポスターにスマホのカメラをかざすだけで、その候補者が同性婚に反対か賛成かが分かるサービス「PRIDE VISION(プライド ビジョン)」が開発された。賛成の候補者のポスターは画面上で虹色に変わる仕組みで、開発側は「投票先を決めるのに生かしてほしい」としている。

 開発したのは、同性婚の実現を目指す公益社団法人「Marriage For All Japan―結婚の自由をすべての人に(マリフォー)」。サイト(https://pride-vision.com/別ウインドウで開きます)にアクセスしてカメラを起動させ、カメラをポスターにかざして使う。

 担当者は、「同性婚には国民の7割以上が賛成しているのに、政治は進まないままで、国会議員の考えは民意とギャップがある」と指摘する。「選挙ポスターだけでは本人の考えや公約は分からない。このサービスを、投票先を考える一つのきっかけとして使ってほしい」

 候補者が同性婚法制化に賛成しているかの判断は、朝日・東大谷口研究室共同調査に基づくという。

 23日時点で35都道府県の204選挙区に対応している。問い合わせは同法人(https://www.marriageforall.jp/contact/別ウインドウで開きます)まで。(黒田早織)

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