名刀として人気が高い「村正」の太刀が、80年ぶりに本来の輝きを取り戻した。三重県桑名市の桑名宗社(春日神社)が所蔵する一振りで、戦時中に刀身に塗られた漆の研ぎ落としが完了し、3日、神社の関係者に報告された。
「三崎大明神」と銘が彫られた太刀は、刀長が約80センチ。「春日大明神」の銘の太刀とともに、室町時代の天文12(1543)年に神社に奉納するためつくられたとされる。
二振りは、太平洋戦争末期、米軍の空襲から疎開させる際、正常な管理ができなくなることを心配した当時の宮司が刀身を保護するため漆を塗ったという。
「三崎大明神」銘の太刀は…