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名鉄名古屋駅に新設される「空港アクセスホーム」のイメージ=名古屋鉄道提供
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 名古屋鉄道は24日、名古屋駅(名古屋市中村区)周辺の大規模再開発の基本計画を発表した。高さ約170メートルの複合ビルを2棟建設し、高級ホテルや商業施設、オフィスなどを予定する。2033年度に複合ビルが完成し、40年代前半には名鉄名古屋駅の再整備を終える計画で、名古屋の玄関口を起点とした都心の活性化や回遊性を高めることを狙っている。

名鉄百貨店は2026年2月末閉店へ

 記者会見した高崎裕樹社長は、「長い時間にわたって計画の作成に力を注いできた。今の日本には無いような空間が出来上がる」と力を込めた。再開発は名鉄と近鉄グループホールディングス、日本生命保険、三井不動産の4社が共同で検討を続けてきた。

 太閤通を挟んで建設するビルは、低層階が通路で結ばれ、上層階はそれぞれが独立。高級ホテルやオフィス、商業施設の入居を想定している。

 再開発の対象範囲は南北400メートルに及ぶ。名鉄バスセンターやヤマダ電機が入るビルなど計6棟で、敷地面積は約3万2700平方メートル。26年度から解体に着工する。

 再開発に伴い名鉄百貨店本店は26年2月末、名鉄グランドホテルは同3月22日で営業終了となる。百貨店に隣接する近鉄パッセも閉店する。また、名鉄バスセンターは26年3月中に営業を終え、後継のバスターミナルを設ける予定。工事期間中は駅周辺に複数の仮設バス停を設置して対応する。

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