第80回関東合唱コンクールで歌う「初心のうた」を練習する伊勢崎市立第一中学校の吹奏楽部員と顧問の石田浩紀教諭(中央)=2025年8月23日午前10時53分、群馬県伊勢崎市茂呂町1丁目、中沢絢乃撮影

 群馬県伊勢崎市立第一中学校の吹奏楽部が、合唱との「二刀流」に取り組んでいる。8月の県吹奏楽コンクールで金賞を受賞して西関東大会に出場したのに加え、7月の県合唱コンクールでも金賞を受賞。今月21日に新潟市である第80回関東合唱コンクール(全日本合唱連盟関東支部、朝日新聞社主催)に初出場する。

 伊勢崎一中の吹奏楽部が合唱を始めたのは昨年12月。同4月に着任した顧問の石田浩紀教諭(58)が「吹奏楽と合唱、両方やることで両方うまくなれる。だまされたと思ってやってみよう」と部員たちに持ち掛けた。

 平日の放課後、部活動に使えるのは2時間程度に限られる。そのため昼休みに音楽室に集まり、短時間だが合唱の練習をしている。曲の音取りは土日に1時間ほどかけて行う。

 「陸上で例えると、吹奏楽は…

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