第64回全日本吹奏楽コンクール鳥取県大会(県吹奏楽連盟、朝日新聞社主催)が10日、鳥取市尚徳町のとりぎん文化会館で始まり、中学A・B部門と大学B部門に計20団体が出場した。
中学A部門では、米子市立福米と同後藤ケ丘、鳥取大付属の3校が県代表に選ばれた。23日に島根県民会館(松江市)で開かれる中国大会に出場する。
福米中は自由曲で織田信長の激動の生涯を表現した「信長~ルネサンスの光芒(小編成版)を演奏した。福米中の佐伯心優部長(3年)は「中国大会では今日の演奏よりももっと完成に近づけるようがんばりたい」。鳥取大付は歌劇「サムソンとデリラ」よりバッカナールを自由曲に選び、悲しみや怒りなどいろんな感情を表現した。鳥取大付の杉原凛歩部長(3年)は「最後にホールに響いた音がキラキラしている感じですごくよかった」。後藤ケ丘の尾崎こと美部長(3年)は「楽しんでいつもどおりの演奏ができた」と話した。(ライター・田中泰子)
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結果は次の通り(◎は中国大会出場)。
【中学B】最優秀賞=鳥取南▽優秀賞=鳥取東、福米、弓ケ浜、河原、淀江▽優良賞=湖南学園、東伯
【中学A】金賞=◎福米、◎鳥取大付、◎後藤ケ丘▽銀賞=箕蚊屋、湊山、弓ケ浜、湖東、桜ケ丘、東山▽銅賞=湯梨浜、倉吉東・鴨川合同
【大学B】最優秀賞=鳥取大吹奏楽団ウインドアンサンブル