山口県立周防大島高校の県立大学付属化に伴い、県教育委員会は1日、福祉専攻科の生徒募集を停止する意向を明らかにした。県立大は付属高と同大社会福祉学部の計7年で社会福祉士養成の教育をする方針で、付属高校に福祉専攻科を置く予定がないためという。
同日の県議会文教警察委員会で報告した。福祉専攻科は2016年度に同高の久賀校舎に設置された。高校卒業者らが入学でき、2年の課程で介護福祉士の国家試験受験資格の取得に必要な科目を中心に教えている。
同科は入学者が20人の定員に満たない状況が続いてきた。26年度からの付属化に向け、25年度の入学者から募集を停止する。(大室一也)