和歌山県教育委員会は20日、小学5年と中学2年を対象にした2024年度の「全国体力・運動能力、運動習慣等調査結果」を公表した。県の結果は、小中ともに全国平均を上回った。昨年度比では小5で低下し、中2は向上した。
握力や反復横跳び、50メートル走などの種目を点数化した「体力合計点」(80点満点)は、小5では男子52・59点(昨年度53・12点)、女子54・47点(同55・01点)と昨年度より低かった。
一方、中2では男子42・38点(同41・70点)、女子48・11点(同47・46点)と上回った。
全国平均は小5男子52・54点、同女子53・93点。中2は男子41・69点、女子47・22点。
また、運動に対する意識では、「体育・保健体育は楽しい」「運動が好き」と答えた小5男子は昨年度より減少した。小5男子は肥満も増加傾向で、県教委の担当者は「運動する子としない子との二極化が進んでいる傾向がある。授業などを通じて運動好きを増やしたい」と話している。