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奥山杏菜さん(中央)の説明を聞きながらチェンバロに触れる子どもたち=2025年5月30日、和歌山県新宮市千穂1丁目、菊地洋行撮影
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 和歌山市のチェンバロ奏者・奥山杏菜さん(29)が30日、和歌山県新宮市立神倉小学校で、出前授業を開いた。5年生71人の児童が生演奏や講話、クイズなどを通じて古楽器チェンバロの繊細な音色を楽しんだ。

 チェンバロは、約600年前にヨーロッパで発明された鍵盤楽器でピアノの祖先にあたる。弦をハンマーでたたくピアノと違い、チェンバロは音の強弱をつけられないが、複数の弦を同時にはじくことで複雑な音色が出るのが特徴だ。

 奥山さんは昨年末から出前授業を開催し、神倉小が3校目。今後も県内各地で続けたいという。体験で「ねこふんじゃった」を弾いた森本真優子さんは「鍵盤が2段になっていて、白黒の色が逆だった」と印象を話した。

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