Smiley face
写真・図版
岸本周平知事=2024年12月17日、和歌山県庁、松永和彦撮影

 和歌山県の岸本周平知事(68)が15日、死去した。同県が発表した。

 岸本知事は13日に大阪・関西万博の会場で関西パビリオンのオープニングイベントに出席した後、和歌山市内の知事公舎に戻った。14日午前に、秘書が公舎内で意識のない状態で倒れているのを見つけ、搬送先の病院の集中治療室(ICU)で治療を受けていた。

 県によると、15日午前9時33分に敗血症性ショックで亡くなった。

  • 【解説】敗血症とは 世界で5人に1人の死因、細菌やウイルス感染が原因

 岸本知事は和歌山市出身で東大法学部卒。旧大蔵省に入省し、財務省国庫課長などを経て2009年の衆院選に和歌山1区から民主党公認で立候補し、初当選した。民主党政権で経済産業政務官などを歴任。国民民主党の幹事長代行を務めた。

 衆院選に5期連続で当選した後、22年に議員辞職して同年の和歌山県知事選で自民、立憲民主、国民民主の推薦を受けて当選し、1期目を務めていた。

 公職選挙法では県知事に欠員が出た場合、5日以内に職務代理者が選挙管理委員会に通知し、通知を受けてから50日以内に選挙を実施することが定められている。

共有