能登半島地震をきっかけに、北陸3県と新潟県の高校生たちが、避難所などでも手軽に作れる和食のレシピを考案した。火を使わない、少量の水で調理するといった工夫をこらし、主食やおかず、汁物など計30種類。農林水産省北陸農政局が「災害時にも役立つ和ごはんレシピ」と題した冊子にまとめた。
レシピを手がけたのは、高岡龍谷(富山県高岡市)、鵬学園(石川県七尾市)、啓新(福井市)、美方(福井県若狭町)、新潟中央(新潟市)の5校。いずれも調理師を養成するコースで学ぶ生徒たちが担った。
農政局は昨年6月、各校にレシピの製作を依頼。その際、缶詰や乾物など長期保存できる食材を積極的に使うほか、水道やガスなどインフラが回復していない状況を想定するよう求めたという。
■時短可能、栄養バランスも考…