石破茂首相を含む歴代首相が自民党議員との会合にあわせて商品券を配っていた問題について、森山裕幹事長は25日の記者会見で、立憲民主党などが求めている実態調査は「今のところ考えていない」と否定した。
石破首相が新人議員15人に10万円分の商品券を配っていたほか、岸田文雄前首相や安倍晋三元首相の在任中も「商品券を受け取ったことがある」と証言する議員や関係者が相次いだ。これを受けて、立憲の野田佳彦代表は「長年やってきているならば、自民党としての調査を行い、総括をする段階ではないか」と実態解明を求めている。
森山氏は会見で「長年の習慣となってきたという認識は持っていない」と主張。石破首相の商品券配布についても政治資金規正法などには抵触しないと強調する一方、「我が党に対して国民から厳しい目が注がれる中なので、まずはきちんと説明を尽くすことが重要だ」と述べた。
