善光寺住職に就いた川名観惠上人=長野市

 長野市の善光寺と大本願の新しい住職に川名観惠(かんえ)上人(85)が9日、就任した。任期は4年。記者会見で「戦争がない平和な世界になるように、多くの方々が幸せに暮らせるように念じたい」と語った。

 青山善光寺(東京)住職や善光寺大本願副住職などを歴任し、122世の善光寺上人となった。7期28年務め、8日に退任した121世の鷹司(たかつかさ)誓玉(せいぎょく)上人(95)は名誉法主となる。

 「長野は山が近くに見え、新鮮な空気をさわやかに感じられる気持ちの良い場所」と川名上人。この日も多くのインバウンド(訪日外国人旅行者)が善光寺を訪れていたが、「世界中の方々にお参りしてもらってうれしい。世界が一つになっていけばいいと思う」と話した。

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