外国人従業員=久恵比寿提供

 回転ずしチェーンが「日本語学校」を作った。一体なぜ?

 北海道苫小牧市。駅近くにある「HISAE日本語学校北海道とまこまい校」には今、27人の学生が通う。2023年4月に開校した。

 運営するのは、回転ずし店「クリッパー」や「旬楽」を展開する「久恵比寿(ひさえびす)」(本社・苫小牧市)だ。

 1年~2年までのカリキュラムを選べる。学生寮もあり、日本で働くための就職のサポートも受けられる。在留資格の特定技能1号(外食業分野)の取得をめざすコースは2年と1年半を用意する。

 卒業後、3人が久恵比寿に就職した。スリランカ出身のカルシャさん(28)は学校に1年半通った後に、今年3月に卒業した。「日本のレストランで働きたくて来日した。いろいろなことを覚えていきたい」と話す。

 就職先は同社に限ったものではない。設立の一番の目的は、定住する外国人を増やすことにある。

 畑中稔社長(45)は言う…

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